ええとですね、とりあえずちょっと長めの中編くらいのを書きましょうって話だったんですよ。
で、そのつもりで書き始めたんですけど。
終わんないんですよね。
もう全然ラストが見えない。
いやお話は最後まで考えてたんですよ? こう、ぼんやりとですけどね。
変に決め込んじゃうと、無理にそっちに話を持って行こうとしてドツボに嵌るんで。
でまあ、流れに身を任せて書いてみたんですが。
ぼんやり見えている目的地に辿り着くためにやらなきゃなんないことを都度書いていくと、なんか次のタスクが出現しての繰り返しで、向かってる方向は間違ってないのに一向に辿り着く気配がないって感覚でして。
始末の悪いことに、お話し運びにはほぼ違和感がないときている。だから、「こんなんでいいんだろうか」って不安はない。あってもわりとすぐに修正できちゃう。だから、経路を短縮する抜本的な修正にはいかない。いけないって話もあるけど(連載ですからね)。
そんなこんなやってるうちに、「あ、これは思った量では絶対終わらないな」って気づくわけです。まあさすがにわかりますよね。で、わかったところでどうにもならないので、終わるまで走り続けるしかないと。話は気に入ってるんで、苦痛ってわけじゃないけど、でも終わらないって思いながら書くのもしんどくはあるんですよねえ。
それにしてもおかしい。あらすじにしたら一言で表せちゃうような内容のはずなのに、なんでこうなった。
ってやってたら、結果的に想像もしなかった話になってました。いや、面白い経験でしたけれども。自分としては。
そもそも誰だよ、ウオル・タイガンって。ダハンが那范って書くの初めて知ったわ。彼女、ワースブレイドの拡張ルールブックのコラムかなんかで出てきたっきりですからね。あの中じゃあただの小悪党でしたが、なんかどえらい背景設定ついちゃってるし(まあこれはこんなもんだろうとは思ってましたが)。
いや、なんかキャッチーな感じで始めたくってですね、それでこう、美少女操兵騎士と絡めば読む気起きるかなあって考えまして、その出発点が全てでしたね。いまにして思うと。
そうかそれが元凶か! でもまあいいや、危うくあの娘、本命彼女にしちゃうところだったよ。そのくらい思い入れが出ちゃったんだよなあ……ああ、もうひとりかなり可哀想な背景の彼女もいますが、あっちもね。今回思ったより動いてくんなかったけど。
キャッチーな感じを目論んだくせに、わざと小難しい言葉や漢字選んで使ったり、文章も古臭くしたりと、読んで欲しいのか欲しくないのかどっちなんだって自分を心ゆくまで詰めたいところですが、そういう気分だったんだからしょうがない。
もうあれなんですよ。思いっきりやりたいようにやっちゃえと。
逆に、今回のプラットホームの他の書き手の皆さんの真似したって、どうせ真似に過ぎないんで。それじゃあつまんないじゃないですか。仮にうまく行ったとして、その先に何が残るんだと。
長いこといろんな作品を見てきましたけど、結局書き手の我を通した作品が残ってるんですよね。
それなら、オレも我を通す方がいいかなって。
いままで、どっか遠慮しながら書いてたところがあって。でも、やれるところまでやらないと、その先が見えないかなーなんて。
ていうか、話を練り始めて書き終わるのにきっちり1年かけてどうする! こんなペースでやってたら、考えてるの全部書き終わるのに、どんだけかかるかわかったもんじゃない。
うーんうーんうーん。
いやなんかすいません。
いま猛烈にハイな気分()ってヤツなんです。自己満足だろうとなんだろうと、この瞬間が最高のご褒美って感じですよ。どっかの高名な作家さんも似たようなこと宣ってた気がするけど。
いやまあなんです、終わったって言ってもまだまだ問題は山積みで、ここからやんなきゃなんないことはたくさん。
この先どうなるのか、それはまだ未確定なものの、せっかく一本でっちあげたんだから、なんか面白いことしたいです。
そんな感じで。
えっと、たぶんですが、電書にはなると思います。
絵がつきますよ、絵が。そして、おまけもつきます。短編(で済むか?)1本。内容は内緒。
日下部匡俊
というわけで、今回は自分語りで。お目汚し失礼いたしました。
1092なんかのお話はまた別の機会に。そういやもうすぐ英語版ワースブレイド刊行の気配ですが、動きがあったらまたご報告することになると思います。色々ひっくるめて、待て、続報。