巨神の森と書いてファインドと読む。

というわけでこんばんは。もうすぐiPhoneの新型発表なのでよっぴいて起きてます。今年は顔とか虹彩とかで認証するシステムになるんじゃないかってもっぱらの噂ですが、もうどこのSFの小道具だよって感じですね。いや、技術的には十分あり得るものなんですけど、間違いなく自分が10代くらいの頃に読んだ話では「こんなもん超未来のアイテムですよ」感満載だったのに、どこでどうしてこうなった。
そういえば、ブレスレットで支払いの認証するとか普通にあるし(時計だけど)、EMP攻撃で広域の電子回路ダメにされたら、先進諸国じゃ半端ない人死にが出るんじゃないかとさえ言われてますし。
ああ、未来感ハンパない。

でも核融合のゼロ出力も達成できてないんだよなあ……。有人火星飛行どころか、月面基地さえできてないとか。まさかまだ化学燃料の反動推進しか使えない状況だとは思いませんでしたよ。
いやだって2017年ですよ? 西暦の最初の桁が2なんですよ? この時点で未来以外の何物でもないでしょう。普通に考えて、なんだかもう魔法みたいなリアクターとかあって(常温核融合で一瞬夢を見たけど)、化石燃料なんか過去の遺物になってるはずって思うじゃないですか。でもって大電力を手軽に扱えるようになったら、ハンドレーザーガンとか普通なわけですよ。とにかく小学生の工作レベルで、殺傷力抜群のレーザーガン作れちゃうんでもう大変。銃規制とか、素子レベルで流通規制しないとどうしようもないところまで来てるとか。

ああええとなんの話でしたっけ。

現実が見えてきちゃうと、いままでついてきた適当なウソ設定が許せなくなってきますね。気功なんか、健身法としてだけじゃなくて、詐欺的なインチキとして使われていることの方が多いってわかってきちゃうと、堂々と作品に出すのも憚られる時期がありました(って前にも書いた気がする)。いまは、それはそれこれはこれなので、気功という表記だけどまったく別物って思い込むことでスルーできてますが。
別にファンタジーなんだから何やったっていいわけなんですけれども、単なる夢想と現実に使われている嘘をごっちゃにするのはやだなあというか。その嘘も、方便としてのではなくて、人を騙して自分の利益のために何かしようとしてるタイプなのが。
オカルト関係を持ち出すとほぼ全部それなんで、なんかもう嫌になります。なので、勢い全部創作で済まそうとするわけですが、それはそれで知名度がまったくないわけですから、作中での説得力に欠けると。なんとも悩ましい話なのですが。

日下部匡俊