感応石。
ご存知ない方のために説明しておきますと、聖刻の放つ魔力に反応して、レーダーのように表面に光点を浮かべる球体の石のことです。見た目は黒曜石っぽいらしいですが、当然純然たる黒曜石のはずがありません。
これ単体で魔力に感応するわけではなく、操兵に接続されて初めてその機能を果たすものです。ワースブレイドではある程度の高級機でなければ動かない設定ですが、閾値は決まってないので最低の従兵機でも動きかねません。ルールで禁止されてないことはなにやってもいいので、その辺は仕方ないですね。

感応石ですが、こいつはもちろん品質次第で性能差が出ると思われますが、それより重要なのは接続される操兵の格だと思われます。一般的な機体なら、半径数百メートルの範囲の聖刻の位置を、ある程度種類別に(操兵の仮面と練法師のそれとではたぶん反応が違う)表示してくれる程度ですが、超高級機になると個体名(対象の操兵が認識している名前)から、コンディションから表示してくれたりすると思われます。剣の聖刻年代記ではそうでした。気功や招霊術にも反応するぜ。もちろん、見分けがつく形で。
まあ超強力な古操兵や秘操兵が相手だと、ホワイトアウトして終わるんですけどね。

これは狩猟機1092や聖刻1092、聖刻群龍伝でもたぶん言えることだと思います。問題は大地ですが、こっちはテクノロジーの発達で、裏技的に感応石を運用しています。チープだろうがなんだろうが、役に立てばいいんで。命かかってますからね。

日下部匡俊