ワースブレイドには武術が存在します。
一般的に〈武繰〉と呼ばれていますが(ただし東方だけ)。
聖刻1092や群龍伝では〈八極流〉という流派が存在していて、西方にも伝わっているので、それなりにメジャーな存在なんだと思われます。流派が八極流ひとつだけということはないでしょうから、1092、群龍にも東方武術(どう呼ばれているかは不明)は存在するはずです。

この辺の戦いの術は、この間書いた気闘法とは別のものです。本当は一体化していても不思議ではないんですが、まあそうではありません。このサイトで掲載されている『孤高なる拳士とその弟子の記』では、物理的に身体を使って技を行使する武繰が、超常的な力を扱う気闘法や気功術なんかを取り入れているという考え方をしています。
たぶんそれは八極流も近い(もっと気功寄りですが)感じではないかと思います。

武繰は雰囲気的に中国武術を基本にしています。ただし、よくワースブレイドの東方は中国の雰囲気を持ち込んでいると評されてきましたが、じつは個人的にはちょっとアレンジした日本だったりするのです。ちなみに、日本列島の位置にある〈摩加異寡爽菩〉は完全な異界で、魑魅魍魎の跋扈する島です。『梗醍果の王・残月の闇龍』にちょこっと出しましたが、あれ本当はもっとずっと長いエピソードになるはずで、あの島の異界っぷりをあますところなく描き切るつもりだったことをたったいま思い出しました。
メインのエピソードを優先するために泣く泣く切りましたが。
ああ、話が脱線した。
とにかく、そんな感じなので武繰もかなり日本の武術がエッセンスとして入っています。具体的になにがどうとはすぐに書けないんですけど、飃雷刀術なんかは明らかに古武道の剣術のイメージで、使い手も功夫の人たちではないので。じゃあ古武道の使い手はあんな連中ばっかりなのかって言われると、なんとも答えようがないわけですが。

日下部匡俊

8月5日土曜日20時より、「福山潤の“聖刻”ってなに??」というタイトルでニコ生あります。よろしければ。