土木工事。
よく、アハーンの土木工事は操兵があるから楽そうという声を聞きましたが、そんなことはありません。
土木工事なんかやったら操兵壊れちゃうじゃないですか。武器を振り回すようにできているものに、重いもの持たせたり引っ張らせたりしたら、かかる力の具合が変わっちゃうんでたぶん壊れやすくなります。作業用の道具(ドーザーブレードとか、シャベルとかつるはしとか)を用意すれば多少はましになるかもしれませんが、それはそれで操兵のプライド(笑)の問題が出てきそう。操兵の動力源の仮面にはパーソナリティがあるので、「オレはそんなんじゃない!」とか思ってたらまともに動いてくれないかも。低級機だとそういうの弱くなるんで、やりやすくなるかもしれませんが。

老朽機を土木や農業に転用するのも、年代記の時代にはかなりレアケースだと思われます。操兵の絶対数が少なすぎるので。どんなものでも、使えるなら戦力にしていそう。1092、群龍あたりだと、余剰機も多そうだからそれなりに作業機もあるのかも。
じゃあ大地はどうかといえば、あれだけ手軽に操兵を扱える時代なので、専用機として操兵が重機的に使われている可能性は高いです。
効率を考えると、そうした機体は、関節部分になんらかの改造が施されているんじゃないかと思います。だから逆に戦闘力が極端に低いという(可動範囲が狭く、動作速度が遅い、とか)。専用の道具は当然として。
それでも、余裕がなくて少しでも戦力が必要な場所では、操兵が作業用として使われている可能性は低そうですが。

あと操兵は細かい作業には向かない(重機で繊細な作業をやると無駄が大きいように)ので、おおざっぱな工事や作業くらいしか使い道がないという話もあります。もちろん、人間用の彫刻刀で手のひらサイズの彫像を彫れる操兵もいるにはいますが、そういう機体はたぶん銘入りの超高級機なので、そもそもそんな用途に使われるはずがありません。

日下部匡俊

9/1追記
ワースブレイドEx2および操兵Exに、西方の騎士団が土木工事に参加しているとの記述がありました。記録に残るレベルで操兵が平時に土木工事に関与したということですね。これは完全にこっちのミスです。
ただ、操兵が中心になって土を掘ったり石を積んだりというよりは、重量物の移動や固定などを担ったという解釈に変わりはありません。やらなかったとは言いませんが、それは前述のように、ドーザーブレードやシャベルなどが準備されていた場合だと考えています。
もっとも、これは設定上の話で、記録に残らない個別事例(要するに個人的なセッションのレベル)では、いくらでも例外はあったと思いますが。