このシリーズが初めての方は、『聖刻シリーズとは』、『聖刻日記 #3』などをご一読いただければ、ご理解の一助になるかと存じます。
聖刻-BEYOND- PV絶賛公開中!
なもんで、昼過ぎに家の前の雪かきやって太極拳行ってまた戻って残ってる雪かいた自分です。ちょっとでもシャーベットが残ってると、夜中から明け方に凍ってつるんつるんになるもんでね。まあ微妙に残っちゃいるんですが、氷って吹きっさらしだと解けなくても昇華したりするんで、やっぱり無駄ではないんですよ。
というわけであんまり頭動いてませんすいません。
聖刻1092、聖刻群龍伝、ワースブレイド(剣の聖刻年代記)は、基本ファンタジーです。ロボが出ますが、そもそもそのロボが怪しい原理で動く怪しい代物で、困ったときは不思議パワー発揮して結構ご都合なことやってくれたりするんで(身も蓋もない)、一般的な戦闘巨大ロボット物とはかなり毛色が違います。
そんなこんなで、『聖刻の大地』もその延長上にあります。今回はファンタジックな魔法はちょいとなりを潜めてますが、かわりにそんな感じの似非科学描写満載です。一応理屈が通っているように見えて、そもそも前提が大嘘だから全部嘘っていう。でも、要諦は「それらしく見えること」なので無問題です。
自称練法師たちは(似非だけど)科学の徒です。科学なので、方法論が論理立ってます。本人からちっとも論理性は感じなくても、一応ものは考えています。彼らは、世界の成り立ちを分析、理論化して、それをもとにかつて聖刻がもっと偉大な存在だった頃に世界の状態を書き換えようとしているのです。
もちろん、その過程で生じた副産物はおおいに利用しています。
デルアザラなんかもろにそれで、彼は生物学方面からのアプローチですが、その結果あんなものを量産しています。あと、目をつけた場所への侵入者に反応できたのは、そういう装置を仕掛けて運用できていたからです。ただし、多数のライバルがおなじ技術を使ってますが。真っ先に反応しちゃったのは、デルアザラがそういうヤツだからですが、あそこの所有権を主張している連中全員がこの状況を共有していると考えてOKです。
彼らは、自前でパーツ作っていろいろ機械を作ってます。デルアザラの背中のあれとか。動作原理は根本で大嘘ついてるものの、そういう中ではごまかしなく組んであるので、リバースエンジニアリングで複製だって可能です(聖刻関係は相変わらずブラックボックスですが、これはもうお約束なので)。
というわけで、デルアザラのバックパックなんか全然かわいい方で、これから自称練法師どもが奇天烈なからくりを繰り出してくる予定です。
そして、それは僧侶たちも同じです。って、こないだ連載始まった某J誌のマンガみたいですが、こっちは別に怨霊調伏のためにマシーンを使うわけではないので。
それじゃあ、操兵と一緒じゃないかと言われそうですが、逆にコモディティ化した大地の操兵よりもっと秘密道具っぽくてそれはそれで。ちなみに巨大マシンは出ません。でかいマジックハンドとかはあるかもしれないけど。その辺のアイデアはただいま練り中。
日下部匡俊