打ち合わせで出た話ですが、やはり操兵に乗る、乗っているということが非常に重要だろうと。メカに乗り込む感動というか、その辺をきちんと再現できるかどうかが今回の肝だろうと。
それは確かにそうで、特に操兵戦のみに特化したものなら、その感覚は大事にする必要はありそうです。単にコマとして扱うには、操兵は素材として勿体無さすぎますから。

昔、『操兵の書』で操兵のメンテナンスとか細かいことを扱ったことがありますが、あれをもう一度やっても悪くないのかもしれません。聖刻の大地なんかでは、操兵は相当モデルチェンジ(いい方向にとは言ってない)してるので、改めてそこは起こし直すべきかなと。
できれば図版つきでいければいいんですが、なかなか事情が許しません。まあでも、現在までに作られているテキストには、ゆくゆくは図解や挿絵をつけていきたいと考えています。そうすると、テキスト自体の価値も変わるはずなんで。
いまは下準備の段階なのです。側から見てると、なに無駄なことを延々やってんのとしか思えないかもしれませんが。

で、操兵に乗ると同時に、操兵に生身で立ち向かう感覚も大事だと思ってるんですがどうでしょう。いや別に生身で操兵と戦わなきゃダメって話じゃなくて、操兵がある世界なんだからそういう皮膚感も大事かなって。デカブツが、すぐ目の前をのっしのっしと歩いているってのが日常風景だったりもするわけで。
そういうスケール感覚も、もっと紹介していかねばと考える次第です。

日下部匡俊