たぶんわかってTwitterとかで書かれてるんでしょうが、『聖刻 -BEYOND-』をガールズ&ワースとか操兵道やります! とかいうの、本当ないですから。そういう薄い本を読みたいという気持ちは否定しません。
だいたいの構想聞いたとき、マジでオレに書かせてって思ったくらいですもん(いや、別に操兵道は書けって言われりゃ書きますけどっていうかぜひ書かせて)。他に書き手がいるのに、出しゃばったりはしませんでしたが。

美少女が学園で操兵に——みたいな煽り文句のお話ですが、実はダークファンタジーです。確かに主人公たちは現代人だし、ファンタジーな仕掛けは見た目ありませんが……物語の根底を支配するのは聖刻のもたらす摩訶不思議な力と、その影響であり、主人公たち全員が女子というのも別にキャッキャウフフさせるためではありません。マジで。話の仕掛け聞いた時震えましたもん。
既存の聖刻シリーズに舞台も雰囲気もまるっきり違うこの話ですが、個人的にはとても気に入っていて、気になっています。物語全体の空気がとてもいい感じだし、そこで紡ぎ出されるお話がこの先どこへ転がっていくかっていう興味も尽きず。
ただ、1092の冒険活劇や、群龍の陰謀劇、年代記のもうなんだかわけがわからん感じを期待しちゃうと、拒否反応が出ちゃうかもしれないので、できればまっさらな気持ちでお話に臨んで欲しいです。

あー、なに書いてもネタバレになっちゃうから、これ以上書けないのが悔しいなー。
や、きっともっと突っ込んで書いても怒られないところはあるはずなんですけど、そこはあれですよ、12/2のニコ生で、ぜひお確かめください。

で、全然関係ないけど、ようやく『聖刻の大地』第1話を掲載できそうです。はははー、なんか出てきたぞー。もう書く前はこんな連中いなかったはずなんですが、設定広げてたらいつの間にか舞台袖で出るの待ってやがりました。うああ。
想像の範囲内といえばそうですが、こういうのが出てくるってのが、たぶんお話(世界)の先行きをがっつり縛っていくんじゃないかと思います。自分的にはこんな話になるのかーといい意味で驚いてます。
いやまあ、そういうことを書く前にまず1話を仕上げろっていうですね。

これ、絵面はなにって言えばいいのかなー。やっすいスチームパンク系のだと別作品になっちゃうしなー。撫荒先生あたりなら、描きこなしてくれそうな気はするけど……。
ま、まあ乞うご期待。

日下部匡俊