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関係ありませんが、アニメって企画の最初から数えると3年とか平気でかかるんですよ。3年ならまだ短い方かも。ほら、なんせプリプロはもちろん、作画スタッフ押さえたり、物理的な準備がたくさんあるんで。
昔(もう昔でいいんだよなあ)某アニメをちょっとお手伝いしましたが、あれだって企画そのものは放映の3、4年前からじゃないかなー。メモレベルだともっと昔。
普通にやってるアニメも、あれ、何年も前から動いてこうしてめでたく放映されてるわけでして。
なもんで、勢いでアニメやろうとか、なかなか無理なんです。そもそも企画が通らんわけですが、仮に通っても、順番待ちになって何年かかかっちゃう。
などと夢も希望もない話を。

ネットフリックスー!(空に向かって)

いや、敏腕Pがいるかいないかってすごく大きい。BEYOND頑張ってますよー。
あっちが形になったら、こっちにもお鉢が回ってくる可能性が……いや、自分でなんとかすべきだと思ってますが。ほら、なんかの偉そうな賞をとって、話題になりやすくなれば自然に企画もね……あ、あれ、モニターがぼやけて文字が読めないぞ。

というわけで、アニメとは基本無縁の物書きは、自分のできることをやるしかありません(これが言いたかった)。
自分の手の届く範囲なら、いくらでもできることがあるわけです。レギオン、あるいはその先のTRPGなんかは各方面のご協力を仰がなければなにもできませんが、それでもアニメみたいに自分のまったく知らないレベルでの協業ってのはないので、まだなんとかなる範囲で。
レギオンがモノになった暁には、もちろん自分だけが偉そうな顔をするつもりはありません。というか、オレ別にレギオンのライターレベルの扱いでいいんで。ゲームデザインやフィギュア製作、あとパッケージ(これ案外大事)関係の方々がクローズアップされる方向でやりたいのです。

あと、TRPG化にはスマホなんかのアプリによるサポートが欠かせない(分厚いルールブック持ってうきゃうきゃ踊る業の深い自分みたいな人間には物足りないかもしれませんが)と考えているので、どうせやるならそこからなんとか。チュートリアル的にゲームを始められちゃうような、そういうレベルの。
汎用なら、ゲーム進行をアシストしてくれるものもありますが、もう、TRPGってなに? それおいしいの? って人たちを沼に引きずり込むヤツが必要とされていると思うんですよ。TRPG沼ですよね。沼重要。いや、そんだけ手軽なら、いろんなルールを試しに買ってくれそうじゃないですか。売れる数が増えれば必然的に値段が下がりますから、もう好循環に向かうしかありません。

や、真面目な話、カードゲームは個人のスキルで上手下手がはっきり分かれてきちゃってますし、そういう点でも純粋に楽しいだけでOKのTRPGって再びいい感じになる可能性が高まっていると思われるわけです。じゃあ問題点はなにかと。入口を広くとるのは大事ではないか。30年前はやりたくてもできなかったことが、いまはたやすく可能なレベルにきているのです。これやらなきゃ。

日下部匡俊