もともとR-Greyの西村さんは、CADで操兵フィギュアを作られてたんですが、デジタル出力のフィギュアってまだ粗かったり、強度に不安があったりするって聞いてた(なので出力品をさらに手で整形して、それから型を抜いて……っていう作業になると思い込んでた)んで、ミニチュア操兵の話はあったものの、実現性には乏しいって考えてたんです。
でも、この手の技術は日進月歩で、自分の知識も2年くらいアップデートかかってなかったんで、いろいろ調べてみたらこれがびっくりで。3Dプリンタの分解能&素材の向上っぷりったらないっていうか。
ちょっと前まで、出力屋に頼んでも表面にジャギが浮いてる状態だったはずが、自家用のやつで滑らかな表面形成できたりして、もうちょっとびっくりとかそんなレベルじゃなかったというですね。コスト的にも非現実的ではないお値段でなんとかなるってレベル。
そりゃあ、聞いてみますよね。でもって出力品見せてもらったら、「あ、これいけるじゃん」って話になりますよね。
もちろん商品化となれば、3Dプリンタで最終的な製品まで出力するってのはコスト的に見合わないことになるんですが(多品種を少数生産するのには向いてるけど)、それでも型を抜く直前の原型レベルまで出力できるってのは大きいです。実際、R-Greyさんところの通常モデルは、そういうやり方で生産してるわけですが(ですよね?)。
今回、イベントのお土産を予定しているブツは、3Dプリンタ出力のものになると思うんですが、近い将来、○ォーハン○ーみたいなプラモっぽい形とか、そういうの実現できたら(そのまんまじゃなくても、何かいい方法が思いつけば)いいなって思ってます。そこまでいったら、数を作るってことに障害は(だいたい)なくなりますので。
いや、全然簡単なことじゃないですし(ガンプラに慣れると、あれが普通って思っちゃうのが恐い)、これはまだ勝手に「そうなったらいいなあ、1ユーザーレベルの視点では」って話なんで、どうなるかはまったくわからんのですが(ウォ○ハ○マーにはシタデルカラー&それ計算に入れた造形っていう必殺技があるし)。
とはいえ、前に道も何にもないよりははるかにましな状態で、フィギュアに限らず、いろんな方向性を探っている最中です。
まあ、なにはともあれ、レギオン遊んでってみてくださいよ。
面白いですよ?
日下部匡俊