書くことないって、よく考えりゃ1年続けてたあのフォーマットでやりゃあいくらでも書けるわけでしてね。
すっかり忘れてました。ダメですねー、貧すれば鈍する。いや意味が違うだろう。まあいいんです。気分。

レギオンに関して言えば、自分にできることは援護射撃でしかありません。サイドストーリーとか設定とか付け足す係。肝心のコア部分にあたるルールやフィギュアは完全に専門家に下駄を預けた状態なわけです。しかも自分の仕事すらも、ほかの人にある程度はお任せしようとしてるし。
いやそれが悪いというわけではなく。特にこういうアイデア命みたいな話は、多様性や数が大事ですからね。
とはいえ、他の人の話の方が受けて、あまつさえヒットとかしたらどうしようっていう心配をしがちな小さめの人間なので、新しい人の参加は気が気じゃありません。自分の書くものは大好きですが、そこまで信頼しているわけではないので。でなきゃ、オレ、いまごろ世界中を旅しながら原稿書いてますよ。どこの誰とは言わないが、そういう暮らしを送ってる作家の話を聞いて正直ほぞを噛みましたね。オレが一番やりたいやつだから。いやもちろん、現実的にそんなの無理だろと思ってたんですけど、できるんですね。くそう。
まあそれはそれとして。

でも、やっぱり自分ひとりでは、なにかの企画の周辺を全部引き受けるってのはとても難しくて、発想も当然縮こまっちゃいますし、新しい人の参画ってのは刺激にもなるので、ありがたいことだと思ってます。いやマジで。そもそも、オレもそうやって後から加わった人間なわけだし。
というわけで、たぶん1人はお願いできる方が確定してるんですが、いろんな方面にアンテナ張って、人材探しに本腰を入れようと考えているところです。
『聖刻の大地』本のときにやろうとしてた企画が、なんだかねじくれて今頃になって再起動って感じ(なんか思惑通りに物事って進みませんね。日頃の行いのせいかなあ)ですが、こっちもなにか具体的なことがあったらお知らせがあると思います。

聖刻シリーズは、こういった類のものとしては異様にロボのデザインが揃ってて、背景になる設定も十分にあるので、類似の他の企画より何歩か前にはいると思ってます。
でも、あくまで「何歩か」なのです。何キロメートルも後続を引き離して、悠々独走中とかそういうものではありません。というわけで、ちょっとでも気を抜くとあっという間に抜かれてしまう危険が常につきまとってます。そもそも、何キロ先にいたって勝手にコケちゃえばそこで試合終了ですし。
最近はロボフィギュア付属のゲームなんかもインディーズレベルでですがいくつか出てきていますし、しかもそういうところはフットワークが軽いので、クオリティも短期間で急上昇する可能性が高いです。ですから、レギオンも急がねばなりません。無理のない範囲で、ですが。無理したらそれこそコケるので。
というわけで、無理をすればもっと早く具体的な話ができるところではあるのですが、ここはあえて下準備は慎重に、しかし決まったら一気に動くべく作業している最中です。

日下部匡俊

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聖刻シリーズをご覧になるのが初めての方は、『聖刻シリーズとは』『聖刻日記 #3』『聖刻シリーズ 基本用語解説』などをご一読いただければ幸いです。
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