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ワースブレイドで、当初から明確な悪役として〈黒の帝国〉を出したのは、それがこの手のお話のセオリーだったからなんですが、やはりセオリーになってることは正しいのだなあといまさらながらに思う今日この頃です。
東京はほぼ真夏日で暑いですが、明日は20度を越えないそうです。なんだこの陽気。

黒の帝国のアイデアの大半は、スタートセットのシナリオを考えているときに決めてありました。政治と軍事が一体化した国家体制とか、色の名前のついた軍団とか。いや、デイル編のあのメタっぽい目的は、小説の時に思いついたもんですが。さすがに、ゲームの設定であれはちょっとムチャですから(使いたければ使ってもいいのよ?)。

色の軍団で最初に思いついたのが、ギ・ドアーテを擁する主力でした。赤って色にしたのは後のことです。黒ではなかったですが。黒は奥の手という感覚があったので。飛び道具は、どこかが持てばかならず対抗勢力も同等品を持ち出してくることになりますし、操兵の存在意義にまで及ぶ可能性があるので、禁じ手になってましたから、それ以外の手段で無敵っぽさを理由づけする必要がありました。
というわけで、操兵が分厚くてでかい盾を持って、長柄の武器で殴ってくるっていう集団密集戦法を採用することになりました。敵に大砲でもあれば、こんなものなんの意味もなくなっちゃいますが、せいぜい攻城弓止まりなのでこれで十分と。加えて遊撃部隊による側面攻撃が加われば、集団戦をあまり研究してこなかった側はまず勝てなかろうと。

いくつかの軍団は、西方の書2と同時に思いついたものです。銀とか。緑もかなあ。ああ、黄金もだ。意外でしたか? 黄金は、なんか隠し部隊ないと箔がつかないかなあって。そこからああなったのは、自分でも驚きでしたが。
赤の次が灰色です。灰の下部組織としての白も同時。ただし、デイル編では、諜報部隊のふりをして神狩り部隊・黄金の尖兵の役割を果たしていたってことにクラスチェンジしましたが。ドレインズ家って強そうな名前だし。だいたいこの家はドレインズ・パイカーという新鋭従兵機を持ってまして、諜報組織を担ってるだけのところが、そんなもの持ってなにしてんのかと。従兵機は諜報活動には向いてませんからね。

日下部匡俊