気温は寒いっていうぐらいなのに、なぜか汗ばむという嫌な陽気から、ようやく普通に暑い感じに戻ってきました。
毎年異常気象だって言われてますが、今年は極めつきにおかしい。東京だけじゃなくて、他の地方も大雨だったり、異常高温の直後に秋口の寒さとか、どうなってんだこれ。

大地で呪操兵的に操兵を使おうとして、練法で砲撃してもあんまり意味がないと書いたのは、火器が存在するからです。練法撃つよりは、大砲持たせて撃った方がずっとましという状況なので。相手も防御の術使ってくるわけじゃないですし。
というわけで、大地の時代の火器の扱いについて。
銃や砲に使える火薬は、割と手に入りにくいです。火薬のレシピが数種類しか存在せず、必須の材料が特定の地方からしか産出しないので。
人間用の銃があまり普及していないのはそれが理由です。あるところにはあるし、水源組合が強いのはそういう武器を独占しているためもあります。まあ、普及しちゃうと必然的に戦いは撃ち合いになっちゃうので、それじゃつまんないよなあというところもあります。
でも、人間は器用なので、いつかは地に銃が溢れることになっちゃうんでしょう。火薬なんて、もっと技術が進めば、作りやすくて比較的安全なものなんかいくらでも出てくるもんだし。旧来のシリーズで火薬や火器について制限を加えていたのはこれが一番の理由です。弓矢も同じくらい強力ですが(飛道具は、やはり反則的に強いのです)、最終的に銃器の扱いやすさにはかないませんから。

基本、火薬の質と火器の機構的な問題(機関銃の類はまだ作れない……でもどんな時代にも天才というものはいましてね。いや難しいところですが)による制限で、肉弾戦キャラの生きる場所を作るという考えでいますが、こればっかりは作っていくうちにどうなるかはわかりません。練法が便利な小道具レベルになっている状況なので、逆に爆薬なんかの需要が増えそうな気がしますが、そこはそれ、強い爆薬も簡単には作れないってことで。
なんだかんだで、結局は知恵と工夫なんですけどね。

日下部匡俊