操兵フィギュア。
フィギュアとしてすぐに使えるものは、いまのところワースブレイド関連しかない状態なので(ああ、1092は立体化されたものの他に何体か福地先生がきちんとデザイン起こしてくださってるものがあるんで、そっちもですが。でも、すぐに立体化できそうな操兵は案外少なかったりします)、今回の操兵闘技大会ゲーム(仮)では否が応でもズィーダル・ハークスとかアー・ハークスとかバイン・ドアーテとか、そういうので戦わざるを得ません。
というわけで、シリーズについてよく知っているお友だちほど、「これはアー・ハークスに見えるけどドライドン、これはアー・ハークスに見えるけどドライドン」と目をつぶって強く念じる必要があります。従兵機(それも時代違いの)を重操兵と思い込めとか、無茶もいいところですが、まあ物事はたいてい気合いでなんとかなるものです。
すいません。

将来的に商品として展開するという目標がある以上、操兵デザインが足りない問題は早急に解決する必要があるでしょう。

それでも、群龍なんかはまだいいのです。イラストではありますが、大まかな外見はだいたい決まっていますから。ディテールアップしても本質は揺らがない。問題はビジュアルが定まっていない機体を扱う場合です。

新規にデザインを起こすだけならなんとかなりそう(まあ資金面なんかは傍に置くとしても……置いちゃダメなんだけど)ですが、1092に出てくる操兵が例えばバーチャロンみたいな形じゃあ世界観ぐちゃぐちゃになるんで(それが悪いとは言ってない。型をぶち壊すことで新味が出ることもままあるので)、そこらへん慎重に考える必要があるわけです。
デザインする操兵の量も普通じゃないわけですし。

幸い、商品展開とかそういうレベルにはまだ遠い段階ではありますんで、デザインは1体ずつでも少しずつ進められるわけです。だからこそ、早いうちに手を打つ必要があるんですけど。
デザインつっても商品化前提なので、原型作れるようにディテールや背面を決め込む必要があって、こうアイデアを書きっぱなしで終わりってわけにもいかんのです。当然立体化に関して、知識や経験のあるデザイナーさんに関わってもらう必要も出てくるわけで、これもハードルを上げている一因です。

いや、われこそはって人は声をあげてくれてもいいのよ?

現在はまだ企画を通すことが大事なので、ゲームとデモ用フィギュアの完成が急務なんですが。でもまあ、仮に企画がすんなり通って、デザイン足りなくて頓挫なんて笑えないので、準備は絶対に必要なのです。
とにかく、究極の目標である全操兵フィギュアコンプリートを目指して、邁進する所存です。

なに、話がでかくなってる? 夢はおっきくどかーんとぶち上げないと。口にしてるうちに本当になるかもしれないですしね。

日下部匡俊

聖刻シリーズとは別に、先の見通しの立たなさにげんなりすることも少なくないですが、そういうときはさらに先に進んで、それを相手に叩きつけるというのが身上です。この企画もそのパターンで。