聖刻シリーズをご覧になるのが初めての方は、『聖刻シリーズとは』、『聖刻日記 #3』などをご一読いただければ幸いです。
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ここだけの話、マジンガーは刺さらなかったんですが、そもそもジャイアントロボ(実写)でロボ物にはハートをがっちり掴まれていた、そんな子供時代でした。ていうか、あれ本当に30メートルのロボット作ってやってると思ってたのは内緒。
というわけで、高校時代、ちょうどイデオンやってたので、美術の課題が商品パッケージの時に超合金の箱作ったのはオレです。いまだったらあんな苦労せずにPCで描いて展開図プリントアウトで終了なんだけど、まあ手描きだからこその味もあるんで。
ザンボットとかボルテスとかから本格参入した人間(ライディーンの第1話は見たけど)なので、とんだ若造だぜと言いたいところだが、もう40年物だったりするのでなんとも。自分の世代だと、鉄人の古い方とかちゃんと見てないと浅いとか言われたんですよ。
どうでもいいですよね。
というわけで、それ以降のロボットアニメは全部きちんと見ていて、ボトムズのおかげでクリーミィマミの本放送は一切見られなかったし、そのくせマミ、ペルシャ、エミの魔女っ子シリーズのムック本にはしっかり関わってたりしているわけですよ(それを言い出せばボトムズオデッセイもお手伝いで入ってたし)。
いやまあとにかく、その時間帯のアニメの流れでですね(ザブングルあたりから始まって、Zガンダムは目の前でデザインやってたし、ダグラム、ボトムズ、ガリアンは伸童舎が当時のタカラが出してたデュアルマガジン編集してたし)、聖刻シリーズへとつながっているわけです。
ここまでの内容をご理解いただいていると、なんであれがあんな感じなのか、うっすらとわかってくる方もいらっしゃるかもしれません。たぶん当たりです。逆に当時の空気がわからないと、こいつなに書いてるんだかさっぱりわからんってことになるわけですが。
当時のロボット物は、ある意味アニメの最先端だったのです。あの頃、どんだけロボット物やってたか。ほぼ毎日別作品でロボット物やってた時代もあるんですよ。信じられんでしょうが。
とにかく、ガンダムなんかでそれまでのただロボットが出て戦ってるだけのものから、設定や物語でも凝った作品が登場してきたわけで、当時物書きを志していた人間は、この流れに進んで乗っていったってわけです。自分はアニメ方面には縁がありませんでしたが。
とにかく、ボトムズやガリアン見て、これオレにもできないかなあって思ったりしたわけですよ。ボトムズオデッセイの打ち上げに呼んでもらって、当時レイズナーやってたんだけど、顔を出してくださった高橋監督に「ゴステロもったいないっすよー!」と、ゴステロが最初の死を迎えた直後にみんなでお願いしてみたら、その後めでたく大活躍の後、3ヶ月ぶり2回目のご臨終を迎える結果になったという成功体験も、その後ワースに本気で取り組む動機になったのではないかと真剣に思ってますが、うろ覚えで書いてるので事実誤認があるかもしれません(ほとんどそのまんまだと思うけど)。
いやなにが言いたいかというと、物事は全部繋がっているんだなあって。
昔を懐かしんでなんかいませんよ。明日やることの方がきっともっと面白いんですから。
日下部匡俊