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聖刻シリーズをご覧になるのが初めての方は、『聖刻シリーズとは』、『聖刻日記 #3』、『聖刻シリーズ 基本用語解説』などをご一読いただければ幸いです。
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九尾獣。
たぶん、それなりに力の強い神さまが、自分を現実世界に顕現するために存在させている種族。御仁もおなじ理屈と思われます。
なので、九尾獣の主って呼ばれるヤツ(ム・ジナ・ク。狐なのに狢とはこれいかにw)は、要するに神さまが現世に実体を持つ肉体を得てちょっかいを出している状態だと思っていただいて結構です。そりゃ勝てない勝てないってルールブックで繰り返しますよね。
実際ワースブレイド東方編では、数値的にはなんとかできたとしても、その場で蘇るというか、なんでもありの相手なのでそれをロジックでなんとかしてちょうだいっていう相手をいくつか出してました。名言はしてませんが、それでわかるだろうって思ってたわけです。
いやまあ、実際知っている範囲では、この理不尽な相手を物理的に倒せないって文句を言ってるプレイヤーさんはいらっしゃいませんでしたが。
さて、彼はなぜそんなしち面倒臭いことまでして現世に介入しているのか。正確には現世のアハーン東方に。
おそらくですが、アハーンにおける〈聖刻〉の影響力を薄めることが目的なのではないかと。
ご存知のように、白と黒の聖刻は、天地を焼き尽くすような力を放っておいて実力の1万分の1も出してないとかほざいてるじゃないですか。つまりやつらが本気なら、地表の大半を焼き尽くすことだって難しくないわけです(星をぶち壊せるとは言わないが)。
しかし単独で聖刻にタメを張るような勢力になってしまっては、聖刻VS九尾獣の神さまって形になっちゃってむしろ聖刻側が結束してこれを排除にかかることが目に見えます(結果的に、やっぱり世界を焼き尽くすことになってしまう)。
そんなこんなで、御仁なんかと共謀して(たぶん他にもいる)、三竦み四竦みの状態を作り出してるんじゃないかと考えられるわけです。
ちなみに、外つ神のナルガ神もおんなじ方法でワースブレイドの時代から1000年前の現世に侵入していますが、彼らは現世の外の宇宙しか知らないので、こっちの物理法則にアジャストできず、中途半端な形での侵入しかできなかったのでした(時間を与えてしまったら、それこそ九尾獣や御仁の主と同等のクオリティで世界に存在し続け、世界を自分のものにしていた可能性もあった)。
いや、それでも九尾獣の主や御仁の主と力的には同格なんですけど。つまり、神としてのポテンシャルはナルガの方が上なのです。でそいつと九尾獣の主あたりが正面からタイマン張れば世界が吹っ飛んじゃうので、そこでは世界の内にあって、神々を弑する力を持つ〈精霊〉こと「黒の聖刻っぽいなにか」をぶつけるべく人間たちにそう動くよう仕向けたのでした。
日下部匡俊
これが『梗醍果の王』の第1シリーズの概要です。まだ読んでないもののネタバレ読ませるな? でえじょーぶ。こんなんただの背景なので。オレ的にはですね、3巻目のあのシーンを書くためにこういう背景をちまちま作ってたので……。
あの話、なんか意味ありげに九尾獣やら御仁やら出てきましたが、あれは彼らの神さまがそう命じて動かしてた結果ってわけです。内容さらってて、ああそういえばってたったいまさっき思い出したんですけどね。