おお、30回だ! 先月の5日に始めたので、計算あってる。

正直、最初中原舞台にやるとなった時、殺風景でなんにもない土地でどうやって西方や東方みたいにやろうか、と思いました。
が、まあ経験があったので(西方だって漠としてましたから)、とにかくディテールから作っていくことにしました。1092やらでわりあいイメージが固まっている街道筋のドウシャなんかを持ってきて、それを軸に据えてイメージを広げていったわけです。
操兵は本当に普及しきっているということにしたので、そのメンテや修理のために鍛冶屋が山のようにあって、山のようにあるから一流から三流まで玉石混交状態で、貧富の差もすごくて、もう現実のクルマの整備屋なんかと一緒だろうとか(イメージは一緒じゃないですが)、国による支配を受けていない孤立した、でも経済的には恵まれている町はどんな発展を遂げているかとか、そこらへんを足がかりにすることにして。
さらに、フラバルの末裔(結果的に何千年の隔たりができちゃったけど、そこはイベントちっくにちょっと考えていたり)がフラバルっぽい国を興し直していて、ワースブレイドと似たイメージが使える場所があるとか。
砂漠は本当に砂漠なので、ほとんどの場所はなんにもないけど、そこはそれ、飛び地的にいろいろへんなものがあるとか。そこはツキヨミと封都があるので、そこを軸に据え。あとホータンですよね。
これだけ既存のキーワードを散らせば、結構イメージ広げやすいのです。誤解しないでいただきたいのは、初見の人を無視しているのではなく、作ってる側が考えやすいので既存のネタを使ってるということです。なので、名前が同じでもまったく違うものだったり、逆に名前変えてるけど延々続いてるものだったりするのがあったりもします。考えているうちにうまくハマったりハマらなかったりすることも多くて。

ただ、ここまではただの大枠にすぎません。実際にお話に使うとか、ゲームで舞台にするには、もっと細かい部分を決め込む必要があります。細かいといっても、単なるディテールアップではなく、ものの考え方とか生活様式とか、街並みの規則性とか、枠組み的な意味で細かいものを考えていかなければならないというですね。
もちろんできる人は呼吸をするように大枠から細部を思いつくんですが、みんなそういうスキルを持ってるわけではないので、決め方やサンプルを提示する必要があるなと。
というわけで、猟手作業中です。続きは近日公開。よろしくお願いいたします。

日下部匡俊