ラウ・マーナ

ラウマーナ帝国なる巨大国家が1092等に登場(名前だけ)しますが、じつは南部大戦に出てくるラウ・マーナとはちょっと違う存在です。のちのラウマーナはラウ・マーナの中心人物が全部抜けちゃって、形だけ残ったところに成り上がって皇帝を僭称した某の作った国ということになってます。1092や群龍で別な成り立ちが出てきても大丈夫。聖刻バースの別世界の話だから(身も蓋もない)。いや別世界じゃないんですが、文章で説明すると長くなるから割愛。

さて。
ラウ・マーナはファインド森林に集まった棄民たちの集落がもとになっていて、そこにちょっと野心のある連中が絡んじゃってなし崩し的に国を名乗るようになってしまいます。
つまり、あの人が王様に祭り上げられるのをすんごく嫌がっているのには、単に面倒臭がっている以上の理由があったのです。
なんにせよ、南部の国家連合に目をつけられてしまった以上、人をまとめて戦わなければやられちゃうので、嫌々ながらやらなきゃなんなくなったってわけです。いい迷惑ですね。
初期のラウ・マーナは被差別民である亜人種が結構な数いたので、南部の仕掛けてくる戦いは殲滅戦の色合いが強く、おかげでやめどころが見つからずに大変なことになります。
数的にはよく戦えたなという戦力でしたが、腕の立つ逸れ者が何人も参加したおかげでぎりぎりで戦線を維持することはできました。ほとんどが負け戦だったものの、ときどきクリティカルヒットを繰り出して要所を締めたので、一方的な戦いにはならなかったのです。
しかも圧勝して当然の戦いで何度か潰走させられ、貴重な戦力を鹵獲されたりしたので、もともと一枚岩とはいいがたかった南部連合が政治的にぐちゃぐちゃになります。
てわけで後方に思いっきり足を引っ張られ、南部連合は短期決戦のつもりが数年以上続く泥試合に持ち込まれてしまうわけです。
そりゃ北部の誘いについのっちゃいますよね。
それでも一次のときはローカル性の強い戦いで、戦場もファインドの森とモルアレイド海岸周辺でおさまっていたのですが。

ま、ラウ・マーナが一枚岩だったのも二次の頭までなんですけどね。

白い竜

西方のどこかに眠ってます(南部とは限らない)。眠ったまんまです。ただ、こいつ八の力のひとつなので、溢れた力がほとんど実体を持った霊体として登場します。
霊体なんで、現実世界では操兵の形状をとってるはずなのに生き物みたいな感じで出てきます。まあ名前の通りなんですけどね。
こいつは非常に重大なある秘密を教えてくれます。タダではないです。
あと、せっかく寝てたのに霊体レベルとはいえ応対させるような真似をされたので、ちょっと機嫌が悪いです。
この秘密というのが、ラウ・マーナの行く末に深く関わる話で、シナリオにもよりますがどうしてもやり遂げなければならないことだったりします。
うまく立ち回れたら、白の力がより深く力を貸してくれるかもしれませんが、1092を思い出してください。八の聖刻にかかわっていいことのあった人間がいましたか? もう、おわかりですね。

場合によって(要はワースメイカーのセッティング次第)は相当な遠出になるので、ガッシュの帝国や西岸のフェルム人勢力が関わってくるかもしれません。陸路を根性で進む場合は、ケブレズを味方にする必要があるでしょう。やつらも一枚岩じゃないので結構大変。まだ理屈の通じるフェルム人の方がマシだと思う。

日下部匡俊

ここで公開された情報は、予告なく変更される場合がありますっていうか多分変わります。