鎌倉殿、見ました? 見ましたよオレ。三谷幸喜好きなんで、始まる前からマークしてましたし。真田丸も楽しかったけど、今回はヒリヒリする感じがたまらんかったです。
設定・伏線の回収具合がとか世間では持て囃されてますが、個人的にはそんなのどうでもよくって(自分もそういうのに汲々としてたことがあったし、いまでもその気があるのを否定はしませんが)、やっぱり「おかしみ」の表現がですね、すごいなと。自分が三谷幸喜に期待しているのはそれなんで。それ以外ないんで(ないのか)。
あ、それを汲み取って再現してみせた演出&演者もよかったんですけどね。もちろん。三谷幸喜はアテ書きの人なんで、キャラと演者が一致して見えるのは「ある意味」当然なんですけど(演者の力量を見越しての部分も込みなんで)。しかし梶原善よかったなー。
でもって、好きな人はなんもかも投げ出して没頭していた鎌倉殿ですが、世間的には『青天を衝け』より平均視聴率が低かったとか結構な言われようなんですよね(両方に失礼だろうって意味でも)。あんだけ深く愛好されている作品が、広く(浅く)好まれる可能性は低いんで、まあそりゃそうだろうなあというのが正直なところで。ちっとも驚いてませんし悔しくもありません。まあ悔しがる謂れもないか。自分の愛好具合はライトな方だと思うし(ライトって打ったら一瞬「月」って出たのは内緒だ)。
作業中です。そんなに退屈はしてません(直しってなんだかんだで無責任)が、延々作業してるだけとも言えて、そんなに書くネタもないのでちょっと困っています。だから鎌倉殿ってわけではないんですが。
当時はそこまで考えてたわけではないと思うんですが、カレグ・カーナ攻略戦のさる攻城兵器の描写がアレなんで少し手を加えました。よく考えると数がいれば結構攻め手がどうにでもできたなあといまになると思いますが、数が少ないのがミソといえばそうなのかも。攻城戦ってもっと群像劇の様相を呈してくると思うんですけど、絶対数が少ないというか規模が小さいゆえにそこまで大量の情報を扱わずに済んでるかなと。
あのシーンなんかもちょっとだけ厚みを加えてます。展開そのものは変わりませんが。残念。
しかし、4巻にして袂を分つっていつ思いついたんだっけなあ。当時の皆さんには、戦争なんかやんないで延々南部で山師やってろよーって声も多かったようですが、最初からあのラストに向けて考えてたし、帝国がある意味彼と彼女を中心にして動いていた(そうなるでしょ?)というところもあるので、あれ変えちゃうと構想の大部分が使えなくなっちゃうのでごめんなさいの気分です。
番外編で山師暮らしの話とか、騎士館編とかやればいいのかな。山師暮らしはいまのに番外で突っ込んでもいいのかもなあ。
なんかどんどん書くものが増えている気がするけどきっと気のせい。
そしてなにより電書を売る算段をつけねばなりません。コミックスは完全に電書で商売になってますが、こっちはまだまだなのでねえ。
いやーオレだけなんですかね? 紙の本より電書大好きっ子なのって。みんな仕方なく電書とか嫌な枕詞つけて話すんですよねえ。
そっすねえ。せっかくネット繋がってるんだし、いろんな人と感想共有したり、突っ込んだりできるようになってるとか、イラストが変化する(アニメとは言わないが)とか、既存の本では実現不可能なものをやらなきゃダメなのかなあ。技術的にはなんてことないんですが、既存のプラットホーム使うしかない現状、一デベロッパーにはどうにもならんわけですが。
ニコニコあたりならなんかやれそうかなあ。うーん。
日下部匡俊
某動画サイトに登録しようとしたらおっそろしく面倒でまいりました。どことは言いませんが。いや真面目にあれはダメだよなあ。そうなることは理屈上わかるんだけど、でもアレはダメだ。顧客を相当数逃がしてると思うぞ。
(文中敬称略)←わ、忘れてました。なんてこった。