どうにかこうにかいろいろなことが前に進み始めています。まず、電書の刊行が開始されました。皮切りは『聖刻1092 聖都編』3巻。これはすでに各電書配信サイトで配信が開始されています。
続きまして、2月は同『東方編』(ですよね?)と拙著『剣の聖刻年代記1 黒き鉄の進軍』(ソノラマ文庫版の1、2巻合本)が刊行されます。自分の手はなんとか離れた感じ。いや、その分スタッフのF氏に負担がかかってるんですが。おかしい、なんでこんなに手間がかかるのか。
そもそもただの出し直しのはずなのに、おっそろしく時間かけて直してるのはなんでなんだぜ。
いや、最初は内容も書き換えちゃおうかと思ってたんですけど。読み直したら、結構面白くて⋯⋯これが。自画自賛するほど厚顔じゃないって思ってますが、それをしてなお、という。
さすが処女作(本当は呪法宇宙の方がその前に書き上がってるんだけど。こっちも当時分量減らしのためにカットした部分が実はすごく重要で、ラストの戦闘の方がよっぽどいらないってわかったのでそこを直して出したいなーって)、未熟ではあるけど気合いの入り方が普通じゃないなあと。というか、当時毎回最終回のつもりで書いてましたし、ネタの出し惜しみはなしでやってたんで、ある意味当然ではあるんですが。あと自分が自分好みに書いたんだもん、そりゃ面白いよな。
そういう意味では、人様に見せるって姿勢にいささか欠ける部分があったことは否めません。まあ友達いないしなー。当時、もしなろうみたいなシステムが存在していたら、もしかしたら自分は書き手をやっていなかったかも知れません。恐いじゃないですか。見ず知らずの人に根拠があるかどうかわからない状態で批評されるの。
根性なしですいません。
一度動き出したら、結構やることが山積みです。いままでみたいに、とりあえずやっとかないとってんじゃなく、真面目に全部成果を要求される仕事として。いやありがたいお話ですが、いままでの作業スピードを考えると軽く目の前が暗くなります。
電書の続刊分、剣の準備は当然として、進行中ひみつ企画のアレとか、それ関係の打ち合わせとか。全部うまくいったらいろんな意味ですごいことになりそうです。とにかく、体調整えて頑張ります。
日下部匡俊
その前に確定申告を……税理士さんに丸投げ(予定)ですけど。