聖刻シリーズ基本の話→#3
わからない人にはちんぷんかんぷんと言いながら、結局前のもちんぷんかんぷんだった気がします。リプレイとか、知らない人はわからないですよねえ。
専門的な話とか突っ込んだ話は聖刻文庫やその他の場所でちゃんと書きますので、ここはもっとわかる話にしないとと思う次第。
いやしかし、うーんうーん、難しいなあ。
あ、文字数稼いでるわけではないです。
『ワースブレイド』が生まれる前夜、伸童舎というか、その周辺で空前のTRPGブームが起きていました。正確にはTommy松本氏という高スキル持ちのマスターと知り合いになりまして、氏の主宰するキャンペーンで色箱『D&D』やってたりしてたわけです。
参加しているのは全員物書きかそれに類する人間だったので、ゲームというよりもキャラクターなりきり大会になっていたことをいまでも思い出します。
で、同時に『狩猟機1092』からの引き続きで『聖刻1092』が小説として立ち上がっていたのですが、執筆していた千葉暁氏がTRPGのファンタジックな世界観を参考にしたいという話になりまして、それまで月一くらいで週末集まって徹夜する程度のものだったのが、別荘持ちの知り合いにお願いしてそこを借り、合宿してTRPGをやってくるというところまでイッちゃったわけです。
ちなみにその合宿の参加メンバーは、千葉氏や松本氏、わたしの他、初期のワースブレイドにも参加してくださったりしたイラストの人(いまもシンドウちゃんを描いてくださっているこいでたく先生もいたなー。なんと熱があったのに参加して、帰る頃には40℃近かったという笑えない思い出が)やサイバスの中の人(このおっさんはなんだかんだで外せない)とか色々だったんですが、まあとにかく仕事の名目で堂々とTRPGができたという、いまから考えるとありえないほど恵まれた時期ではありました。
休みになると千葉氏の自宅に出かけていって、とにかく夜までゲームやってましたな。あの時醸成されたTRPG内の雰囲気(つまりTommy松本氏の世界観)は、いまでも聖刻シリーズ、とりわけワースブレイドには大きな影響を与えていると思っています。
日下部匡俊
ま、昔を振り返って、あの頃はよかったなんて話をする気はないんですが。これからどうするか、それを考えるための前提として、こういう話を書いていると思ってください。