企画関係におけるビジュアルの説得力には凄まじいものがあります。高品位のビジュアルを作れる作家さんは、もうそれだけでアドバンテージで10勝くらいもらってるようなもんです。
てわけで、絵が描けない文章書きは、逆に絵描きさんを引き込んでああでもない、こうでもないと企画内容に惚れ込んでもらうべく骨を折るしかないわけです。でもやっぱり、絵も描けて企画もやれる人がアイデアをぱぱっとイラストに起こしちゃって、いきなりプレゼン開始って感じには全然届かないのです。だって発注したいと思ったら、すでに絵を描き終わってるんですよ? たとえどんな凄腕のデザイナーさん捕まえたって、そりゃーかなうわけがない。
思えば80年代前半〜中盤の伸童舎は夢のような環境でした。幡池先生はもちろん、草ナギ先生や福地先生まで加わってたんですぜ。ナギ先生はすぐに画業が忙しくなって、ごく短期間のことでしたが。
それ言い出したらZ、ZZの頃なんか、藤田一己先生や明貴美加先生とかが目の前でガンダムのデザインやってたわけだし。なんか目眩がする。

なので、今回のゲームに関して、フィギュアが使えるめどが立ったのはもう僥倖以外の何物でもありませんでした。ロンメルゲームズさんにご協力いただけるってなっただけでも十分だったんですが(ここでそのことに触れたときのアクセス数って、あーた、史上最高だったんですよ。もうびっくり。ゲームファンの皆さんの力をリアルに感じた瞬間でしたが)。
ロンメルゲームズデザインのゲーム=高品位ってわかってらっしゃる皆さんには、もうそれだけで十分でしょうが、やはりそこはそれ、企画として企業にご協力いただくには相応の説得力が必要です。面白いゲームに加えて立体物が存在するってだけで、さらに説得力が何倍って世界になるわけですね。心強い。
そしてゲーム企画と操兵フィギュアは切っても切れない関係にありますから、企画が進めば両方ともさらなる進展が望めるわけですよ。操兵フィギュアコンプリートとか、TRPG化(別に名前は拡張セットでもなんでもいいけど!)とか。まあ、ボードゲームがうまく行った時点で、TRPG化は進めるつもりですけどね。
とはいえ、まだまだ先が不透明なのも確かで、とにかく前に進むためには周辺の内容も充実させることが重要です。ウェブの記事の充実はもちろんですが、同時進行中のBEYONDや1092コミックなど、こっちもしっかりやっていく必要があるわけですね。
そのほかにもまだ公開できないけど進行中の企画もあったりして、そこらが一斉に公開されればもっと盛り上がると思うんですが。まあ、公開できる段階まで持っていかないといかんわけですけど。

というわけで、頑張ってます。すいません、いろいろアレですが、よろしくお願いいたします。

日下部匡俊