聖刻シリーズをご覧になるのが初めての方は、『聖刻シリーズとは』、『聖刻日記 #3』などをご一読いただければ幸いなのです。
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操兵闘技大会についてですが。
えー、群狼(龍)伝では、お祭りの形を借りた戦争の擬似行為ということになっておりますね。国家間のマウンティングの材料というか。
実際、勝てる見込みのない国は、できるだけ予算をかけずに体裁を保とうとするし、強豪国は実際国力も大きくて最新兵器の実験場がわりに使ったり、とんでもない使い手を金に飽かせて雇い入れたりしてたり。まあこの辺は主人公関係は金かけてないのにバケモノが陣営にいたりして、金だけが全てじゃないよってところもあったりするわけですが。
ああ、古操兵の強いの突っ込んでるしな。予算ほとんどかかってないよな、あれ(開発費という意味で。でも維持費がとんでもなくかかってたら、あの貧乏国がそのまんま使えるはずないか)。
ああ、いかん、ネタバレやってどうする。
まあオリジナルの操兵闘技大会はそんな感じです。とはいえ、レギオンのそれがまったくおなじって必要もないと思います。
基本的に、このゲームで再現しているのは、国家(か、それに類する組織)間の操兵を使ったチーム戦だってことでしょう。
でかい組織を背負った戦いなので、名誉とか威信とかかかってます。お金もかかってます。たぶん勝つためならルールの範囲でなんでもします。バレなきゃルールも無視するかもしれません。
まああくまでゲームの雰囲気というか、そんな背景があるって話です。実際にゲームの前に相手の操兵壊しておく(キャラシートのパラメーターを書き換える)とか、操手の靴に画鋲仕込んでおく(プレイヤーの靴に以下略)とかやり始めるとゲームにならない気がしますが、勢いで書いてて案外面白いかもしれないと思えてきました。
いや昔デューンのボードゲームがありましてね、これのルールが「ルールに記されていないことはなにをしても構わない」ってのでして(例えば、プレイヤー同士がこっそり協定を結んで他のプレイヤーをこてんぱんにするとか)。ああ、確かにそういう考え方もありだよなあって。
まあ犯罪行為禁止はルールの範囲として、ルールの裏をかくのもゲームのうちっていうのは(TRPGではあんまり歓迎されない考え方ですが)、ボードゲームならありかもしれません。というか、このゲームに関しては大きな特徴になってると思うのです。
だからって、レギオンもそれに倣うかっていえば、いやまあそれはないとしても。
さて、肝心の試合ですが、闘技場のような平坦な場所で純粋に武術や戦術的な隊形なんかの優劣を競うものもあれば、ものすごく広い場所で、山あり谷ありの本気の実戦形式で行われることもあります(ここら辺は主催者の胸三寸というところ)。
レギオンでも、多彩な地形を取り入れたステージを想定したデザインになっています。試遊の時は、全体のターン数を少なめに取らなければならないと思われる(でないとゲームが終わらない! 結構時間かかるんです、これ)ので、そこまで極端なことはできないかもしれませんが、地形によるステージの変化は可能と考えてOKだと思います。
もちろん、武器もその試合の条件の中で好きに選択可能です。これは操兵や操手の得手不得手がある(キャラシートのパラメーターによる)ので、プレイヤーが完全に好みで選ぶといいことがない可能性もありますが、そこはノリでやっても別に怒られないことにはなってるので、カッコつけるのも全然アリでしょう(国家の威信がかかってるんじゃなかったっけ?)。
大剣使いの従兵機とかな!
なんかすいません。
日下部匡俊