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西方なんだから、将棋っていうよりチェスじゃないのかとも思ったんですが、チェスにそんなに思い入れないので。個人的な嗜好の問題ですね。
チェスが面白そうなのは、駒がフィギュアみたいなもんなんで、そこからゲーム的に広げられないかってのがありますが、逆にあの無駄とも思える装飾性がいいって話もあるので、そこらへんが難しいところ。いや、チェスに造詣の深い人がそれやるんならいいんですけど、オレみたいな半可通がやってもなあと。
じゃ、将棋はできるのかと言われれば、いやまあそうなんですけど、チェスよりは知ってるんで。
そういう意味では囲碁も知らないんだよなあ。一応ルールくらいは知ってますけど。どんな相手にも惨敗できる自信があるぞ。囲碁は本当にゲームとして勝ち方がわからんのです。嫌いじゃないのに。
ああでもヒカルの碁は楽しんで読んでました。

ワースブレイドでは、操兵の大規模戦ってせいぜい100機前後がいいところなんで、戦術上複雑なことがほとんどできないのです。あんまり小分けにすると、数機単位のほぼ一騎打同然って感じに分解されちゃいますし。
なもんで、将棋的な戦術、あるいは戦略眼は役に立たないって先入観があったと思われるわけです。
が、逆に闘技大会のおかげで、理詰めで勝ちを狙っていくっていう発想が生まれて、それが逆に実戦にフィードバックされていくって流れがあるかと。
というわけで、北部連合は戦術面での優位性を黒の帝国から奪っちゃったりして、とりあえずあっちはそれほど脅威ではなくなっていきます。かわりに、南の方がきな臭くなってきて、帝国なんか目じゃないっていう状況になっちゃったので、慌ててそっちに注力し始めるんですが、それぞれに思惑があって一枚岩とはいかず、結局矢面に立つことになるシャルクやダングスの意向が強くなり、最終的にあんまりいい結果にならないという流れになります。
この時期、本物の軍略家と呼べる人間が何人か輩出されて、時代はいよいよ本当の意味での戦国へと移っていくんですが、さあここからってところで……まあまだそこは完全に確定してませんけど。

年代記の世界では、こんな感じの歴史の流れになってて、レギオンの関係で出てきた闘技会ですが、これがターニングポイントになるってことについ最近決めました。
ここの流れ、どうしようか困ってたところもあって。
うまくハマってくれてるような気がします。そうであってくれ。

日下部匡俊