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聖刻シリーズをご覧になるのが初めての方は、『聖刻シリーズとは』『聖刻日記 #3』『聖刻シリーズ 基本用語解説』などをご一読いただければ幸いです。
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聖刻シリーズの魅力。
本シリーズは、ロボット(操兵といいます)の登場するファンタジー物(主に小説)です。ただロボが登場するだけではなく、ロボが中世レベルの世界に存在したらどうなるか、どんなバランスの世の中になるのかなんてことを必死で考えつつやっております。
現在は、90年代に展開していたシリーズをリブートという形で再展開の最中ですが、基本の姿勢は変わっておりません。

もちろん、ロボで好き勝手暴れてればいいじゃん、なんでロボがあるなりのしがらみなんか考える必要があるの? ファンタジー世界なのに、という声もあると思います。わかりやすく言えば、「それが一番いい感じだから」としか言いようがありません。
シリーズにはTRPGのワースブレイドがありますから、そっちではなにやってもOKなんですが、聖刻シリーズの小説などではわかったうえでいろんな制約を持ち込んでます。というとなんだか制限つけて喜んでるみたいですが、そうではなくて、キャラの動機付けがわかりやすかったり、お話の方向性が決めやすかったり、いろんな理由があるんですが。

いやまあ、そんなもの書き手の都合なんですけどね。

結局、なんだかんだ理由つけたところで、究極の目標は「かっこいいロボ物」を作ることでして、しがらみっぽいものもその味付けに過ぎません。嫌いな味付けってのもあるんで、合わない方には無理におすすめしてもってところはありますが、万人に受け入れてもらえるものを作りたいって気持ちはもちろんバリバリです。
というか、そのために、日々精進しているところであります。しんどいです。しんどいですが、面白いって言ってもらえることを夢見て、なんとかかんとかやっております。

聖刻シリーズに登場する操兵は、じつにアナログな存在です。電子機器は一切使用されていません(あ、でもBEYONDの「操兵」は電装品あったなあ)。動力源は、ファンタジーロボなので、仮面というロボの顔に当てて使う名前そのまんまのアイテムです。こいつが弱点でもありますが、マジックアイテムですんで、強力なやつの中にはそれ神さまって言わねえ? ってものもあります。
その、ほとんど神さま的な力を持っている操兵が活躍するのが、シリーズの代表作『聖刻1092』です。

もちろんファンタジー世界ですんで、他にも神さまがいたり、もっと厄介なものが出てきたり(『剣の聖刻年代記』)、かと思えば操兵を武器として持った人々の戦記物(『聖刻群龍伝』)とか、いろいろなバリエーションが存在します。

次回は操兵にはどんなものがいるかって話を。よく考えたら、かれこれ1年になるのに個別の操兵についてまだほとんど触れてなかったという。

日下部匡俊